地方創生戦略・まちおこしビジョン

地方創生・地域活性化・まちおこしに必要なものとは 令和・ポスト2020の地域ビジョン、戦略づくり


地域の課題 地方版総合戦略の策定、8割の市町村が外部委託


2017年11月、地方自治総合研究所は全1741市町村を対象として「地方版総合戦略の策定に関するアンケート」調査を実施。その結果、全体の約77%にあたる1342市町村から回答を得ました。

 

それによると総合戦略の策定にあたり、回答した市町村の約77%となる1037の市町村が外部のコンサルタント等に委託。外部委託した理由としては、多くが専門知識を補うためや事務量の負担などを挙げていますが、地域の未来を左右する根幹の戦略を自ら考えることもできない、他力本願な地域で、地方創生など到底成し遂げられるはずもありません。

 

戦略策定に際し、国は各市町村に1000万円超を交付しましたが、策定された戦略の多くは戦略とは名ばかり。2020年度から第二期に入る地方創生戦略については、国でも見直し必至ですが、地方においても1期5年を振り返り、総合戦略の検証と見直しが求められるところです。

 

国では今後、次ようなのスケジュールを予定しています。

 

2019年6月頃  まち・ひと・しごと創生基本方針2019の閣議決定

2019年12月頃  第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の閣議決定

※ 国の第2期総合戦略を勘案し、地方公共団体において、地方版総合戦略を策定

 

しかし、前回の地方版総合戦略もそうでしたが、期限が切られている中で、今後地域がどうなっていきたいか、しっかりと向き合う間もなく、付け焼刃で形ばかりの戦略が策定されるようなことは避けなくてはなりません。

 

 

これを人に例えるなら、自分の人生計画を他人に依頼しているのと同じです。

 


令和・ポスト2020へ、リスタートしよう


平成から令和と変わる2019年度は地方創生の第1期5年の最後の年であり、ポスト2020へ向け、今後、自分の国や地域をどうしたいのか、どうなっていきたいのか、現状と未来を見つめ、何をすべきかを真剣に考える時です。

 

特に未だ、明確なビジョンや戦略を持たない地域では、しっかりと将来像を描き、地域全体でそれを共有、地域が一体となって行動を起こしていく必要があります。

 

そのためになすべきはシンプルで、かつ言い尽くされいることではありますが、

  1. 自分たちのまちは、何で(資源)どこで(差別化)価値、強みを発揮するか
  2. その価値を誰にどうやって届けるか(共感・共鳴から、参加や利用、連携協働へ)

を地域みんなで考えていくことが大切です。

 

 

地域活性化・まちづくりコンサルタント
地域活性化コンサルタント 水津陽子

 

日々、地域活性化・まちづくりコンサルタントとして講演やコンサルティングで全国を歩き、地域の現状や取り組みを調査、隠れた魅力を発掘する取材活動を行っています。多数のメディアで連載実績を有し、地域を紹介する記事の企画執筆も行っています。

 

地方創生 講演セミナー・研修
地方創生・まちづくりセミナー
地域資源活用・地域ブランドセミナー


共感する価値で交流人口・関係人口を拡大、まちを活性化


入間市、地方創生事例
スラムが人気の街へ再生、ジョンソンタウン
熱海市、地方創生事例
復活した熱海、中心市街地の商店街に行列
犬山市、地方創生事例
衰退した城下町を再生させた三種の神器とは

近年、まちおこしや地域再生に成功し、移住者を呼び込む、交流人口や関係人口を拡大、人気観光地になるなどした地域には共通するキーワードがあります。それが「共感」です。

 

スラム化した街区を再生し、人気の住宅地・観光地となった埼玉県入間市のジョンソンタウン。米軍ハウスの歴史・DNAを受け継ぎながらも、現代のニーズに合った住まいと街づくりを目指し、取り入れたのは「ここで何がしたいか」というコミュニティデザインの視点とそれを反映したデザイン・コード。

 

統一感のある街並みの中に「ゆるかやに流れる時間」や「ボーダレスでありながらプライベートな空間」を形成することで、「活気あるコミュニティのある街」を創りあげました。

 

ここに若いクリエイターやアーティストなどが多く移り住み、おしゃれな一軒家で子育てしながら、夢だった雑貨店やカフェを開く。職住近接型のライフスタイルを実現できる場所として住みたい人気の街、そこを訪れたいと人気観光地へ変貌していきました。

 

ジョンソンタウン再生レポート

 電通HANJO連載コラム スラムを住みたい街に変えた復興術-ジョンソンタウン編-

 日経スタイル連載コラム 本当に埼玉?入間ジョンソンタウンで米国スタイル満喫

 

また、長い低迷から復活した熱海、その再生の起点の一つとなったのが、中心市街地の衰退した熱海銀座商店街での取り組みでした。

 

12年間シャッター通りとなっていた商店街の遊休不動産をリノベして新たな魅力を創出する手法で若者を呼び込むカフェ、まちづくりへの共感を呼び、資金を募るクラウドファンディングを活用したゲストハウスをオープンさせ、新たな熱海の魅力で話題を呼び、若者を呼び込みました。

 

熱海銀座商店街再生レポート

 電通HANJO連載コラム 熱海の奇跡! シャッター商店街を人気スポットに変えた戦略

 日経スタイル連載コラム リノベで街が復活 かわいくなった熱海を歩く

 

衰退した城下町を復活させ、今や原宿や谷中のようなまち歩き観光の人気スポットとなった愛知県犬山市。きっかけは一人の人が気づき、思いつき、はじめた取り組みからでした。それが女性の共感を呼び、インスタ映えなどの口コミを通じ拡散、地域に変化を生みました。

 

犬山城・城下町再生レポート

 マイナビニュース連載コラム 10年連続入場者数増! インスタ映えが若者を呼んだ犬山の魅力

 日経スタイル連載コラム 寂れた城下町が復活 若者が集う犬山・街おこし秘話 

 

 


弊社では、地域資源の発掘や活用など、地方創生に向けた講演やセミナーの講師、ワークショップのコーディネーター、戦略策定に向けたアドバイザー派遣、調査分析などのコンサルティングも行っています。 


先進事例 地方創生・まちおこしレポート


上記のほか、地域資源を活かしたまちおこしや地域活性化、地方創生戦略に役立つ先進地域の取り組みを紹介しています。

尾道市

2018/12/04 電通HANJO連載

地域資源をマネタイズ、雇用生む、瀬戸内ローカルベンチャー

 

関連ワード 地域資源活用

北海道ガーデン街道

2017/8/19 日経ビジネスWEB連載

250km超!広域連携で通過型から脱却、観光ブランド確立

 

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紫波町

2017/03/13 電通HANJO連載

公共工事激減でも建設業が元気なまち~オガールタウン~

 

関連ワード 公民連携のまちづくり

大分市

2017/8/19 日経ビジネスWEB連載

コンパクトシティ幻想から10年、大分市が大変身

 

関連ワード 中心市街地活性化


田辺市
別府市

2015/10/6 日経ビジネスWEB連載

別府温泉が衰退を乗り越えた3つのワケ

 

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美山町
画像提供:野性復帰計画

2015/12/10 日経ビジネスWEB連載

急増する狩猟女子、国産ジビエ意外な潜在力

 

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八戸市
画像提供:青森県観光連盟

2017/01/12 電通HANJO連載

地方創生の鍵を握る地域資源活用~0から1を生む「朝観光」

 

関連ワード 地域資源活用


 

※地域資源活用の事例レポートはこちら、インバウンドはこちらのページをご覧ください。